2012年05月26日

物語

オリジナル豆本をつくるためには、自分で物語をつくらなければならない。
わたしにできるのだろうか?そんなこと。。。

小さい頃から本は好きで、いろいろなお話は読んだ。
亡父も本が好きで、家には狭い団地には不釣合いな立派な本棚があった。
そこには百科事典や画集などと並んで、少年少女世界名作文学全集があった。
小学生のわたしには、その全集の文字は小さかったが、分厚いハードカバーの本のページをめくり読んでいると、ちょっと大人になったような気分がした。

物語を読むのは大好きだが、まさか将来(この歳になって)自分で物語を書く羽目になるとは思ってもいなかった。
正直を言うと、書くのが恐い。
自分に才能がないことを思い知らされるのが恐いのだ。
そんな駄文をいくらオリジナル豆本とはいえ、本になんぞしていいものだろうか?と。

書いてみなきゃわからないだろう?って。
そう、そのとおりなのだけれど、なかなか踏み切れない。

posted by 吉祥 at 01:33| Comment(0) | 日記

2012年05月24日

人魚姫(豆本/丸背)

人魚姫01.jpg 人魚姫02.jpg

アンデルセンの人魚姫豆本出来上がりました。
青空文庫でテキストを調達したのですが、印刷してみると160ページにもなり、本として立派な体裁になりました。
翻訳者は楠山正雄氏という方で、児童文学(童話)にふさわしい見事な翻訳です。
推察するに、この方自身にかなりの文才があるのではと思いました。
翻訳者によっては、いくら翻訳とはいえ、もうちょっと文学的な表現ができないのかと、あまり翻訳本は読まないわたしですが(かといって原文が読めるというわけではないのですが(笑))素晴らしい翻訳者にかかると、物語が魔法のように美しく輝きだします。
楠山正雄氏の他の翻訳も読んでみたく、また豆本にできたらと思います。

人魚姫05jpg.jpg 人魚姫04.jpg

今回は思いのほか長編で、ページ数が多かったので、また丸背に挑戦してみました。
前回(銀河鉄道の夜)は無線綴じでしたが、今回は糸で綴りました。
前回も感じたのですが、丸背の本は開きが良いです。
もっと修練して、丸背が上手になりたい。

本文には、2枚ほど挿絵も入っています。
挿絵って、たまぁ〜に入っていると、それがすごくうれしいんですよね(*^^*)

表紙カバーの装丁に、細かな金銀箔をちりばめた和紙を使いました。
光にかざすと、きらきらと光って、海の中にいるような感じです。
↓この和紙はKOKUYOのインクジェットプリンタ対応で、にじみにくく、裏移りもほとんどなく、とてもきれいにプリントできます。
因州和紙だそうです。因州ってどこだろうとググったら鳥取でした。
へぇぇ〜、和紙ってすごいなぁ、すっかり和紙ファンです♪




posted by 吉祥 at 00:34| Comment(0) | 豆本づくり

2012年05月22日

豆本の為の本文作成の考察(1)

豆本をはじめて作り始めた頃、その作り方の参考とするのに、ネット情報や書籍等はほとんどありませんでした。
けれど豆本は本に違いないので、製本の書籍を参考にして作っていました。

家には製本の古い書籍がありました。
7版発行が昭和55年となっていますから、わたしが20歳の頃に買ったものだと思います。
(歳がバレる?(笑))
ちょうど美大の学生の頃です。
当時わたしは絵本作家になりたかったのですが、その試作としてまずは自作でもしてみようということで、これらの書籍を購入したのだと思います。

絵本作家の夢は、絵があまり上手く描けない、才能がなさそうだと自分でわかったので、やめておきましたが、やはり本というものが好きで、本そのものを作ってみたいという気持ちは、ずっとわたしの中にありました。
そして今、趣味として豆本づくりをしています。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、これらの参考書籍は、充実した素晴らしい内容で、本の形態を作り上げるには、とても優れた書籍です。
ですが、本文の作り方/印刷の仕方などについての記述がありません。

本に於いて一番肝心なのは、内容(本文)です。
内容(本文)のないものは、本とは言わずノートでしょう?

豆本づくりをはじめた頃、本文折丁の綴り方、まとめ方、表紙付けなど、の方法はネットでもみつけることができましたし、豆本の作り方の書籍も、少ないながらも何冊か入手できました。
ところが、そのどこにも本文の一からの作り方がなかったのです。
世の中には一生かかっても読みきれないほどの書籍が発行されています。
なのに、その書籍の一からの作り方の情報が少ないのはどうしたことか?
本作りというのは、専門家の仕事で門外不出、あるいは企業秘密なのだろうか?

さぁてどぉしたものか?
本文(内容)そのものがなければはじまらないし。。。
はじめは、本文を白紙しておいて、とにかく本の形態に仕上げることからやってみましたが、出来上がったものを見れば、わたしにはノートにしか思えませんでした。
わたしはちゃんとした文章の読める本(豆本)が作ってみたかったのです。

文句を言っていても一向に進展はないので、それなら自分で試行錯誤するしかない!、と開き直りました。
(わたしは開き直りが得意です(笑))

とにかく本文には文章が必要です。
わたしには文筆の才能などなさそうなので、まずは既存の作家の文学作品の豆本を作ってみようと思いました。
文学でも音楽でも絵画でも、何にでも作品と呼ばれるものには、著作権というものがあります。
それぞれの分野に於いて、著作権は微妙に異なりますが、とにかくそれらを利用するのには、作者の許可が要ります。
ことに現在は、ネットの繁栄で違法コピーなどの著作権侵害は国際問題にもなっていたりして、その扱いが非常に厳しくなっています。

豆本作成においても同様です。
本来著作権は、作者の許可なく一切の複写はご法度で、たとえそれが私用目的に於いてさえもです。
ですがありがたいことに、著作権には権利期限というものがあって、文学作品の場合、作者没後50年を経たものについては、日本では著作権が消滅する(切れる)法律になっています。

著作権についてはいろいろと難しいこともあるので、このぐらいにしておきますが、とにかく著作権切れの文学作品を用いて豆本をつくってもよいということです。
それらを集めて、公開/配布しているのが青空文庫です。
ここには、多くの文学作品があるので、まずは短めの文章を選んで本文テキストとすることにしました。

わたしは豆本をPCで作成しています。
本文ももちろんPCを介してプリンタで印刷します。
そのためには、本文はテキストのデジタルデータになっている必要があります。
青空文庫にはいく種類かのデジタルデータ(電子書籍)がありますが、その中の「テキストファイル」をダウンロードして使います。

ところがこの「テキストファイル」には「ルビ」が含まれており、豆本には不要のものです。
豆本なので、本文文字サイズも非常に小さく、ルビなどはあっても判読できないためです。
テキストファイルをメモ帳などのテキストエディタで開いてみるとわかりますが、ルビの箇所には

東《ひがし》の空《そら》

のように、《》に囲まれたふりがなが記述されています。
いささか面倒ですが、このルビを取り除く処理をしなければなりません。
けれど上の例のような簡単な読みならば、ふりがな(ルビ)はそれほど必要ないとも思いますが、次のような

三嶋神社《みしまさま》の角をまがりてより是れぞと見ゆる大厦《いへ》もなく、
(樋口一葉「たけくらべ」より)

というようなことになりますと、ふりがなはあったほうが親切というものです。
こういう場合はそのまま《》内のルビを残します。
ルビを残すかどうかは、自分を基準にしています。
わたしはあまり漢字が得意なほうではありませんので、自分基準でよろしいかと?(笑)

テキストエディタによるこういう修正処理は、非常にめんどくさいものですが、よりよい豆本をつくるためには、手間を惜しみません。
青空文庫などのテキストデータを利用する他には、実際の書籍をスキャナで取り込み、テキストデータに変換するソフトウェアを用いるという方法もありますので、各自のやりやすい方法ですればよいと思います。
テキストエディタによっては、便利な検索機能やマクロ処理ができるようになっているものもありますので、それらを賢く利用すれば、手間もだいぶ軽減されます。
(わたしは「秀丸」というテキストエディタを愛用しています)

このようにして、まずはテキストデータを準備することから、本文づくりがはじまります。
オリジナルで文章から自作する場合にも同様です。
ここまでの処理は本文に文章がある場合の豆本には不可欠なものとなります。

今回はここまで、後日(2)につづきます。


posted by 吉祥 at 15:20| Comment(0) | 本文づくり

2012年05月19日

シンデレラ(豆本/洋書挿絵)

シンデレラ洋書01.jpg

シンデレラの豆本を作りはじめました。
今回はカラーの挿絵付きに挑戦。
どうせ読めもしないのに、洋書(英文)です(笑)

テキストは日本で言うところの青空文庫の海外版で
Internet Archive: Digital Library of Free Books
http://archive.org/
何せ英語サイトなので、どうなってるのかはわからないけど、本の他に、ムービーやオーディオなどのフリーものがあるようです。

今回の、このシンデレラはここの、TEXTの Children's Libraryというところから、いただきました。
著作権の切れたアンティークな絵本などがいろいろあります。
PDFだけでなく、TEXTだけの配信もあるので、挿絵は画像縮小で、文字はテキストを流し込んで版下をつくりました。

アンティークっぽさが出るように、背景に同じPDF内から、古びた用紙のテクスチャを敷きました。
写真は、いろいろな用紙(書籍用紙とクラフト紙)に印刷してみて、感じをみました。
この本は、14ページしかないので、両面印刷にすると随分薄くなってしまうので、厚めの紙を使ってみました。
やっぱりハードカバーにしたいので、それでも厚さが足りないようですが、これでちょっと試作してみるつもりです。

posted by 吉祥 at 14:35| Comment(2) | 豆本づくり

2012年05月14日

NTラシャ

takeosample_A-1.jpg


NTラシャという用紙を買ってみました。
豆本の表紙に使うのに、色数も豊富なので、とりあえず金文字用に暗めの色を5-6色買ってみたのですが、ついでに色見本サンプルも買ってみました。

http://www.gazaihanbai.jp/products/detail/product_id/26954.html

ラシャ紙というと、イメージしていたのは、ラシャラシャって音のしそうな、ペラペラな紙を想像していたのですが、普通の画用紙ですね。
価格も四六判(しろくばん) 788mm×1091mmで一枚200円程度ですから、8つ切りだと一枚25円ぐらいです。
100gと130gの厚さがあり、確かに画用紙の厚さです。
表面はなめらかで、とにかく色数が豊富なので、サンプルを見ているだけで愉しいです♪

紙ってホントにいろいろあるんですねぇ〜
わたしは、どうやら紙が好きのようです。
手芸で毛糸は好きですが、布にはあまり興味がありません。
もちろんリバティやソレイアードなどの、美しいプリント布は好きですが、布に対して恍惚感というものがありません。
好きなものを眺めていたり、触ったりしていると、ワクワクとした恍惚感を抱きませんか?
わたしは、他にハサミが好きで、ハサミを見ているだけで、うっとりとしてきたりします(笑)

なので、紙を切るときには、ホントはハサミを使いたいのですが、やむを得ずカッターを使ってはいますが。
ハサミで布を切る感覚と、紙を切る感覚はまったく違います。
紙を切るときの、あのシャキッとした潔さ?!
快感です!♪(笑)

posted by 吉祥 at 03:22| Comment(0) | 材料

手袋を買いに(豆本/和綴じ)

tebukuro02.jpg tebukuro01.jpg

新美南吉の「手袋を買いに」豆本できました。
このお話も大好きなので、豆本にしてみました。
(余談ですが、わたしは手袋を編むのが好きなので、このお話に出てくる手袋がどんなのかを想像して、いつか編んでみたいです。)

今回は和綴じにしてみました。
和綴じは日本の製本技法です。
昔から日本で用いられてきた綴じです。
和綴じで綴じられた本は和本といいます。

和本ということで、本文を和紙にしてみました。

tebukuro03.jpg

今回はいろいろ試行錯誤して作っていたので、3冊できてしまひました。
1冊目は本文に更紙というわら半紙のような紙(漫画の週刊誌の紙みたいの)にしてみたのですが、色がどうにも汚らしくて、却下!
フォントも小さすぎました。

2冊目から伊勢和紙(とりのこ色)という和紙に印刷してみたところ、とてもきれいに印字できるし、手触りもいい感じにできました。
でも、表紙を全面に芯を入れたので、開きがよくありませんでした。
また角布の長さもいい加減にしてしまったので、いまいち美しくありません。

3冊目はそれらの失敗をふまえて、開きやすく、読みやすく、美しく(これ大事(笑))、改善しました。
また表紙は同じ伊勢和紙にインクジェットプリンターでカラー印刷したのですが、インクジェットは和紙との相性はとても良いのですが、ウチのプリンターは顔料インクなので、特に水に非常に弱いのです。
なので、のりを裏にひくだけで、表面のインクがにじんでしまうのです。
本づくりに、糊はなくてはならないものなので、どうしようか悩んでいたのですが、両面テープやスティックのりの使用も考えたのですが、それだとどうしても強度の面で支障があります。

紙の風合いを損なうことなく、好みの装丁デザインで印刷し、本に仕立てるにはどうしたらいいのか。
要するに、水分を表紙に与えなければいいのだから、ということで、アイロンで裏打ちできる紙(布などを表紙に使う場合に裏打ちする紙)を表紙に裏打ちしてから、糊をひいてみました。
そうしたら、にじむことなくきれいに出来ました。

今回、和紙を本文に使ってみて、和紙ってやっぱりとても素敵だと思いました。
ただ、洋紙に比べると、非常に堅牢(硬い)ですね。
目打ちで穴をあけるのが結構大変でした。
けれど和紙の手触りはとても良く、触っていると落ち着きます。
今回は伊勢和紙(http://isewashi.co.jp/)というのを使ってみましたが、かなり気に入りました。
他の地方にも、いろいろな和紙があるようなので、機会があれば使ってみたいと思っています。
ところで、この和紙の色なのですが「とりのこ色」というのですが、とりのこって何でしょう?
鳥?鳥の子?小鳥?(^◇^)
淡いクリーム色のきれいな色です。

posted by 吉祥 at 01:25| Comment(0) | 豆本づくり

2012年05月12日

銀河鉄道の夜(豆本/その5 金(銀)箔文字編)

gingin01.jpg gingin02.jpg

あこがれの金箔文字(銀河鉄道の夜なので銀箔でも)の装丁カバーができました!♪
ネット某所で金箔仕上げの豆本を見てからというもの、どぉしてもやってみたくなり、いろいろと調べていました。
作った方に直接聞いてしまえば早いのかもしれませんが、もしかして企業秘密とか、あれこれ質問するのも気を使うし、はばかられたので、とにかくまずは自分で調べてみようと思いました。

ネットでいろいろ検索するも、なかなか適する方法を見つけられませんでした。
そもそも(金)箔押しというのは、金箔を金属の活字などで熱によって対象物に付着させる技術のものです。
豆本も製本なので、製本における表紙への箔押し方法は本にも載ってはいます。
けれどその方法だと、金属の活字が必要です。
多くても2-3冊程度の同じ本を作るのに、いちいち活字を買い揃えていては大変です。
ましてや豆本は小さいので、いろいろと厄介なこともあります。

とにかく、箔押しでなくても、金色や銀色を紙に印刷できればいいわけです。
けれど、金・銀・白を印刷できるプリンターというのが、まずありません。
あっても製造中止になっていたり、写真専用であったりして、豆本の表紙づくりには使えないようでした。

そんな情報の中に、プリントごっこという手がありました。
プリントごっこはもう製造中止にはなっていますが、ウチにはまだあります。
金・銀・白のインクもまだ販売はされています。
昔はよく年賀状で利用していましたが、押入れにしまい込んだままです。
ただ、プリントごっこは、あまり細かい版だと、上手くいかない可能性があります。
プリントごっこの製版技法はスクリーン印刷という手法です。
わたしは昔、スクリーン印刷の会社にいたことがあり、その技法についてはある程度知っていたので、プロに依頼すれば、それこそすばらしくきれいにできることはわかっていたのですが、やっぱり自分でやってみたかったのです。

そんなとき発見したのが、スタンピングリーフ(http://www.yoshida-leaf.com/)というものです。
これはアイロンプリントという手法です。
これだと素敵に金銀メタリックが簡単にできるというものです。
これで出来る!と喜んでいたのですが、版に用いるのはトナー(コピー機など)の原稿のみでした。

トナー方式のプリントというのは、簡単に言うと、インクを熱によって溶かして転写する方式です。
このスタンピングリーフというのは、トナーインクで印刷された文字等をアイロンの熱で溶かし、それを糊代わりとして、箔を転写させるものです。

ところがウチのプリンターはインクジェットプリンターで、トナーではありません。
パソコンで版下を作っている豆本づくりにおいては、細かいミリ単位の調整が必要なので、いちいちコンビニなどへ出かけて版下をコピーするなんて、めんどくさい(笑)

そこで、どうやらレーザープリンターならば、トナー方式なのでスタンピングリーフが可能なようなのです。
これなら、細かい版下作業をPCでして、レーザープリンタで出力すれば、お家で試作しながらの作成が可能です。


レーザープリンタ.jpg レーザー02.jpg

さてさて、PCを扱うようになってから、20年以上になりますが、未だかつてレーザープリンターなどという高級そうなものは使ったことがありません。
ところが、ネットでいろいろ調べてみますと、もはやレーザープリンターは高嶺の花ではなくなっていました。
カラー印刷では、インクジェットプリンターの方が、圧倒的に美しく印字できるので、レーザープリンターの需要は、主にモノクロ機がオフィスやSOHOで使用されているようです。

豆本で金箔文字がしたいという使用方法のレビューなどはありませんでしたが(笑)モノクロレーザープリンターならば、1万円を切る価格になっています。
これを買って、もしスタンピングリーフができなかったとしても、普通紙にモノクロ印刷する分には、インクジェットプリンターよりも、レーザープリンターでの印字のほうが、にじまないしキレイなので、本文印刷にも使えそうだ、ということで、購入しました。

左の写真がそれですが、とてもコンパクトな大きさです。
右側の写真はアマゾンでのものですが、ノートPCと比較すると、大きさがよくわかると思います。

余談ですが、下↓は今ウチで使っているA3インクジェットプリンターです。
A3までできるとはいえ、ほとんどA4以内の用紙しか使わないので(特に豆本じゃぁねぇ)ほとんどA3ノビ対応は無用の長物化しています(笑)
このプリンターは4代目で前代はキャノンのA4プリンターを使っていたのですが、それが壊れてしまったのでエプソンに買い換えたのですが、カラー印刷はエプソンの方がきれいです。
といっても、写真印刷はあまりしないのですが。

今回モノクロとはいえ、レーザープリンターと比較すると、モノクロでも圧倒的にインクジェットプリンターの方が、印字はきれいです。
スタンピングリーフによる箔押しの版下として用いる程度では、これで充分ではないかと思います。
アイロンによる転写では、どうしても熱が平均にはいかないので、細かい細い線などは、厳密には転写できません。
けれども、豆本の完成写真程度の仕上がりが可能なので、何より金箔ができたということに、わたし的にはそこそこ満足しています。


A3プリンタ.jpg


レーザープリンターは印字が凄まじく速いです!
えっ?!と言う間もなく、A4びっしり文字が印刷されて吐き出されるという感じです。
ただ電源を入れると、電圧が下がるのか(電気を多く消費するのかな?)一瞬電灯が暗くなります。
でもこれはプリンターの電源を入れたときだけのことで、使用(印字)している最中はそんなことはありません。
インクはトナーカートリッジごと取り替える方法ですが、このカートリッジがかなり高いですが、家庭で普通に使用する分には、それほどトナーの消費はないように思われます。

ところで、実際のプリントは主に暗い色の用紙に印刷します。
黒い紙に黒い色で印字すると、当然のように印字はよく見えません。
スタンピングリーフで転写後も、光にかざす角度を変えないと、ピカピカがわかりません。
また、スタンピングリーフは、用紙の種類によっては上手くできない場合があります。
通常売られているプリンター用紙には、黒はありません。
(白色を印刷するプリンターがないので当然です)
画用紙など、表面がなめらかでない紙には、あまり上手くできません。

黒い紙を探して、100均や文房具店で買ってみたのですが、100均の色画用紙では上手くできませんでした。
DIYショップの文具売り場で、模造紙というのか、ケント画用紙というのがあったので、それだと上手くできました。
(写真の豆本の表紙紙がそれです)
NTラシャという用紙だと、きれいにできそうなので、注文してみましたので、試作したらまた紹介してみます。




posted by 吉祥 at 14:25| Comment(0) | 豆本づくり

2012年05月07日

銀河鉄道の夜(豆本/その4 装丁カバー)

ginhyo01.jpg ginhyo02.jpg

装丁カバーをつけてみました。
(試作です)
だいぶ本らしくなってきましたでしょ?

大きさの目安としてタバコと一緒に撮ってみました。
(健康を気遣い一番軽い「1」にしています。
ん?健康が気になるならタバコやめろって?(- -)べぇ〜(笑))

背景が相変わらずカッコわるい(笑)
(後ろにずらっと並んでいるのはDSとかのゲームソフト(^◇^)知的水準を疑われるあり様でぇ)
posted by 吉祥 at 11:27| Comment(0) | 豆本づくり

シンデレラ(豆本)

シンデレラ本文.png

銀河鉄道の夜の本体ができて一段落したので、次の豆本にとりかかることにしました。
宮沢賢治シリーズでつづけてみようかとも思ったのですが、同じ作家ばかりだと飽きちゃうでしょ?(笑)

なので、今度は童話シリーズとして、「シンデレラ」豆本をつくってみることにしました。
今回は挿絵が入っている豆本に挑戦してみました。
豆本なので、細かい挿絵だとやっぱりかなりつぶれてしまいますが、これは致し方ないことだと思うので、本文はちゃんと読めるので良しとしましょう。(ダメ?)

挿絵はモノクロです。
エッチングによるもと思われます。
色を塗ってみようかと思いましたが、この小ささだとあんまし効果はないかもなので、そのままにしました。
posted by 吉祥 at 01:56| Comment(0) | 豆本づくり

銀河鉄道の夜(豆本/その3 丸背作り直し編)

「銀河鉄道の夜」豆本のつづきですが、どうにも丸背に納得がいかなかったので、作り直しました。

作り直しついでに、上下巻に分かれていたのを一冊にしました。
丸背の場合、分厚いほうが作りやすいからでもあります。

そして糸綴じでなく、無線綴じ(糸を用いず接着剤のみで綴じる方法)にしました。
今までずっと糸綴じによる方法を用いて作ってきたので、無線綴じもちゃんとやってみたかったのです。


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こんな風に結構きれいに丸く出来ました♪

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花布としおりもついています。

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表紙をつけるとこんな感じ

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豆本の厚みは約15mm、254ページあります。
見返し貼りもだいぶ上手になりました。
(ちょっと左右のチリの出が足りないようだけど)
バランス的にはまぁまぁの出来だと思ってます。

やっぱり丸背は美しい!
ものづくりの基準は美しさだとわたしは思います。
これからも美しいものをつくってゆきたい。

あとは装丁カバーと函を仕立てて完成です。
つづく・・・・・
posted by 吉祥 at 01:13| Comment(0) | 豆本づくり

2012年05月01日

銀河鉄道の夜(豆本/その2)

「銀河鉄道の夜(上下巻)」昨日のつづきです。


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今回は丸背にするので、見返しを付けて背固めをして背を丸くします。
何とか丸くなってくれました。


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布のスピン(しおり)と花布(はなぎれ)をつけます。(しましまの布が花布)
花布は背の飾りです。
次にクータというものを付けます。
クータというのは、中が空洞の筒状の紙で↓の写真のように、本を開きやすくする役割があります。

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ここまで出来たら、表紙の準備にかかります。
今回の表紙は紺色のジャガード押しの紙にしました。
芯にボール紙を貼ってハードカバーにします。
丸背なので、表紙の背も丸くクセをつけておきます。


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表紙の背とミゾにボンドを塗って中身を入れ、きっちりミゾが出るように、竹串をかましてクリップでとめておきます。


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出来上がりです。
手前味噌ながら、なかなかカッコよくできました?(^^ゞ


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上から見た、さっきのクータと花布な感じです。


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タイトルページと本文。


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奥付もいっちょまえにあります(^^ゞ

今回は小口の化粧断ち(カッターできれいに揃えて切る)をしませんでした。
小口はちょっとガタガタしてはいますが(そんなに目立たないような)、なまじ下手な技術で化粧断ちをしても、かえってガタガタになるような気がして。。。(笑)

あとは、装丁のカバーをつけて仕上がりです。
今日の作業ははここまでです。
posted by 吉祥 at 01:06| Comment(2) | 豆本づくり