2012年05月12日

銀河鉄道の夜(豆本/その5 金(銀)箔文字編)

gingin01.jpg gingin02.jpg

あこがれの金箔文字(銀河鉄道の夜なので銀箔でも)の装丁カバーができました!♪
ネット某所で金箔仕上げの豆本を見てからというもの、どぉしてもやってみたくなり、いろいろと調べていました。
作った方に直接聞いてしまえば早いのかもしれませんが、もしかして企業秘密とか、あれこれ質問するのも気を使うし、はばかられたので、とにかくまずは自分で調べてみようと思いました。

ネットでいろいろ検索するも、なかなか適する方法を見つけられませんでした。
そもそも(金)箔押しというのは、金箔を金属の活字などで熱によって対象物に付着させる技術のものです。
豆本も製本なので、製本における表紙への箔押し方法は本にも載ってはいます。
けれどその方法だと、金属の活字が必要です。
多くても2-3冊程度の同じ本を作るのに、いちいち活字を買い揃えていては大変です。
ましてや豆本は小さいので、いろいろと厄介なこともあります。

とにかく、箔押しでなくても、金色や銀色を紙に印刷できればいいわけです。
けれど、金・銀・白を印刷できるプリンターというのが、まずありません。
あっても製造中止になっていたり、写真専用であったりして、豆本の表紙づくりには使えないようでした。

そんな情報の中に、プリントごっこという手がありました。
プリントごっこはもう製造中止にはなっていますが、ウチにはまだあります。
金・銀・白のインクもまだ販売はされています。
昔はよく年賀状で利用していましたが、押入れにしまい込んだままです。
ただ、プリントごっこは、あまり細かい版だと、上手くいかない可能性があります。
プリントごっこの製版技法はスクリーン印刷という手法です。
わたしは昔、スクリーン印刷の会社にいたことがあり、その技法についてはある程度知っていたので、プロに依頼すれば、それこそすばらしくきれいにできることはわかっていたのですが、やっぱり自分でやってみたかったのです。

そんなとき発見したのが、スタンピングリーフ(http://www.yoshida-leaf.com/)というものです。
これはアイロンプリントという手法です。
これだと素敵に金銀メタリックが簡単にできるというものです。
これで出来る!と喜んでいたのですが、版に用いるのはトナー(コピー機など)の原稿のみでした。

トナー方式のプリントというのは、簡単に言うと、インクを熱によって溶かして転写する方式です。
このスタンピングリーフというのは、トナーインクで印刷された文字等をアイロンの熱で溶かし、それを糊代わりとして、箔を転写させるものです。

ところがウチのプリンターはインクジェットプリンターで、トナーではありません。
パソコンで版下を作っている豆本づくりにおいては、細かいミリ単位の調整が必要なので、いちいちコンビニなどへ出かけて版下をコピーするなんて、めんどくさい(笑)

そこで、どうやらレーザープリンターならば、トナー方式なのでスタンピングリーフが可能なようなのです。
これなら、細かい版下作業をPCでして、レーザープリンタで出力すれば、お家で試作しながらの作成が可能です。


レーザープリンタ.jpg レーザー02.jpg

さてさて、PCを扱うようになってから、20年以上になりますが、未だかつてレーザープリンターなどという高級そうなものは使ったことがありません。
ところが、ネットでいろいろ調べてみますと、もはやレーザープリンターは高嶺の花ではなくなっていました。
カラー印刷では、インクジェットプリンターの方が、圧倒的に美しく印字できるので、レーザープリンターの需要は、主にモノクロ機がオフィスやSOHOで使用されているようです。

豆本で金箔文字がしたいという使用方法のレビューなどはありませんでしたが(笑)モノクロレーザープリンターならば、1万円を切る価格になっています。
これを買って、もしスタンピングリーフができなかったとしても、普通紙にモノクロ印刷する分には、インクジェットプリンターよりも、レーザープリンターでの印字のほうが、にじまないしキレイなので、本文印刷にも使えそうだ、ということで、購入しました。

左の写真がそれですが、とてもコンパクトな大きさです。
右側の写真はアマゾンでのものですが、ノートPCと比較すると、大きさがよくわかると思います。

余談ですが、下↓は今ウチで使っているA3インクジェットプリンターです。
A3までできるとはいえ、ほとんどA4以内の用紙しか使わないので(特に豆本じゃぁねぇ)ほとんどA3ノビ対応は無用の長物化しています(笑)
このプリンターは4代目で前代はキャノンのA4プリンターを使っていたのですが、それが壊れてしまったのでエプソンに買い換えたのですが、カラー印刷はエプソンの方がきれいです。
といっても、写真印刷はあまりしないのですが。

今回モノクロとはいえ、レーザープリンターと比較すると、モノクロでも圧倒的にインクジェットプリンターの方が、印字はきれいです。
スタンピングリーフによる箔押しの版下として用いる程度では、これで充分ではないかと思います。
アイロンによる転写では、どうしても熱が平均にはいかないので、細かい細い線などは、厳密には転写できません。
けれども、豆本の完成写真程度の仕上がりが可能なので、何より金箔ができたということに、わたし的にはそこそこ満足しています。


A3プリンタ.jpg


レーザープリンターは印字が凄まじく速いです!
えっ?!と言う間もなく、A4びっしり文字が印刷されて吐き出されるという感じです。
ただ電源を入れると、電圧が下がるのか(電気を多く消費するのかな?)一瞬電灯が暗くなります。
でもこれはプリンターの電源を入れたときだけのことで、使用(印字)している最中はそんなことはありません。
インクはトナーカートリッジごと取り替える方法ですが、このカートリッジがかなり高いですが、家庭で普通に使用する分には、それほどトナーの消費はないように思われます。

ところで、実際のプリントは主に暗い色の用紙に印刷します。
黒い紙に黒い色で印字すると、当然のように印字はよく見えません。
スタンピングリーフで転写後も、光にかざす角度を変えないと、ピカピカがわかりません。
また、スタンピングリーフは、用紙の種類によっては上手くできない場合があります。
通常売られているプリンター用紙には、黒はありません。
(白色を印刷するプリンターがないので当然です)
画用紙など、表面がなめらかでない紙には、あまり上手くできません。

黒い紙を探して、100均や文房具店で買ってみたのですが、100均の色画用紙では上手くできませんでした。
DIYショップの文具売り場で、模造紙というのか、ケント画用紙というのがあったので、それだと上手くできました。
(写真の豆本の表紙紙がそれです)
NTラシャという用紙だと、きれいにできそうなので、注文してみましたので、試作したらまた紹介してみます。




posted by 吉祥 at 14:25| Comment(0) | 豆本づくり
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]