2012年05月14日

手袋を買いに(豆本/和綴じ)

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新美南吉の「手袋を買いに」豆本できました。
このお話も大好きなので、豆本にしてみました。
(余談ですが、わたしは手袋を編むのが好きなので、このお話に出てくる手袋がどんなのかを想像して、いつか編んでみたいです。)

今回は和綴じにしてみました。
和綴じは日本の製本技法です。
昔から日本で用いられてきた綴じです。
和綴じで綴じられた本は和本といいます。

和本ということで、本文を和紙にしてみました。

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今回はいろいろ試行錯誤して作っていたので、3冊できてしまひました。
1冊目は本文に更紙というわら半紙のような紙(漫画の週刊誌の紙みたいの)にしてみたのですが、色がどうにも汚らしくて、却下!
フォントも小さすぎました。

2冊目から伊勢和紙(とりのこ色)という和紙に印刷してみたところ、とてもきれいに印字できるし、手触りもいい感じにできました。
でも、表紙を全面に芯を入れたので、開きがよくありませんでした。
また角布の長さもいい加減にしてしまったので、いまいち美しくありません。

3冊目はそれらの失敗をふまえて、開きやすく、読みやすく、美しく(これ大事(笑))、改善しました。
また表紙は同じ伊勢和紙にインクジェットプリンターでカラー印刷したのですが、インクジェットは和紙との相性はとても良いのですが、ウチのプリンターは顔料インクなので、特に水に非常に弱いのです。
なので、のりを裏にひくだけで、表面のインクがにじんでしまうのです。
本づくりに、糊はなくてはならないものなので、どうしようか悩んでいたのですが、両面テープやスティックのりの使用も考えたのですが、それだとどうしても強度の面で支障があります。

紙の風合いを損なうことなく、好みの装丁デザインで印刷し、本に仕立てるにはどうしたらいいのか。
要するに、水分を表紙に与えなければいいのだから、ということで、アイロンで裏打ちできる紙(布などを表紙に使う場合に裏打ちする紙)を表紙に裏打ちしてから、糊をひいてみました。
そうしたら、にじむことなくきれいに出来ました。

今回、和紙を本文に使ってみて、和紙ってやっぱりとても素敵だと思いました。
ただ、洋紙に比べると、非常に堅牢(硬い)ですね。
目打ちで穴をあけるのが結構大変でした。
けれど和紙の手触りはとても良く、触っていると落ち着きます。
今回は伊勢和紙(http://isewashi.co.jp/)というのを使ってみましたが、かなり気に入りました。
他の地方にも、いろいろな和紙があるようなので、機会があれば使ってみたいと思っています。
ところで、この和紙の色なのですが「とりのこ色」というのですが、とりのこって何でしょう?
鳥?鳥の子?小鳥?(^◇^)
淡いクリーム色のきれいな色です。

posted by 吉祥 at 01:25| Comment(0) | 豆本づくり
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